新人のシーサー君!

おきなわワールド(工芸)

2010年12月02日 14:44

12月です。・・・12月、ですよね?
快晴の沖縄、暑いです。。かりゆしウェア半袖で仕事をしております。現在気温は27℃


今日から新しく配属されたブクブクー茶屋の守護を担当する新人(新神?)のシーサー君を紹介します


 <わがはいは、しっくいシーサーである。名前はまだ、ない。つけられる予定も、ない。(ですが、いいネーミングがあるようでしたらスタッフに提案してみてくださいネ)
   
 
 
ブクブクー茶屋の平和はおれが守るゼ☆と言わんばかりの顔です

ブクブクー茶屋は君に任せました


ブクブクー茶屋の瓦屋根ふき工事も新人シーサー君が配属されたことで、終盤に近づいているようです。
沖縄の伝統文化である赤瓦を拭きかえるところや、瓦職人たちの真剣な表情を見られるのもこの機会だけといえるでしょう。

立派な屋根になりました!職人のみなさんありがとうございます!!


(手前の漆喰が乾くと、後ろ側のように白くなります。)

~♪設置風景ご紹介♪~

  





「がんばれよ・・・!」「おまえもな・・・」
職人とシーサー君が語り合っているように見えます。




(守るぜ!!!)



~*~・~*~・~*~・~*~・~*~・~*~・

 シーサーがこのように屋根に駆け上り屋根獅子になったのは、今から111年前、庶民に瓦屋根が認められるようになった1989(明治22)年以降のことです。当時、ムチゼーク(屋根佐官)が発注者へのお祝いとして、屋根ふきで余った瓦の破片や漆喰(しっくい)でつくったことがはじまりと言われています。
 
 現在も家を建てることは大変ですが、100年前の農産業が中心の庶民が瓦屋根の家を建てるということは、すごく大変なことだったと思います。苦労して建てた瓦屋根の家はさぞや誇り高かったでしょう、だからこそ職人さんもお祝いしてくれたのでしょうね
 また、当時は屋根のシーサーを見れば誰がこの家の瓦をふいたのか一目でわかるので職人たちの「看板」のような役割も果たしていたそうです。
どちらも得をしているなんてまさにWIN-WINの法則ゆいまーる(助け合い)精神文化がこのようなところにも活かされているような気がします!

よく、シーサーは作った本人に似ると言われています
本当かどうかは沖縄に旅行にいらした際、ぜひシーサーを作ってみてはいかがでしょうか。
        

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